概要
S2RMIを利用するには,通常のJavaコンポーネント (POJO, Plain Old Java Objects) を作成します.
コンポーネントはインタフェースとその実装クラスとして作成します.
コンポーネントの利用者 (クライアント) はコンポーネントのインタフェースを呼び出します.
インタフェースの呼び出しはS2Remotingによってインターセプトされ,S2RMIの提供するコネクタにより
RMIを利用したリモート呼び出しが行われます.
サーバ側ではS2RMIのアダプタがリモート呼び出しを受け取り,コンポーネントの実装クラスを呼び出します.
コンポーネント実装クラスの結果はRMIよりクライアントに返されます.
以上のことから,S2RMIを利用するには,以下の作業が必要になります.
- コンポーネントのインタフェースと実装クラスを作成する.
- クライアント側ではインターセプタとコネクタの設定をする.
- サーバ側ではアダプタを設定する.